個人でも受けられるインディーゲーム制作支援まとめ
最近、インディーゲーム界隈が盛り上がってきましたね。
ところで個人のインディーゲーム制作者でも様々な支援が存在する事はご存知でしょうか?
完成前から金銭的な支援が受けられる
日本ゲーム文化振興財団
✔︎ 個人でも受けられる
✔︎ 最大200万円の支援
活動に必要な費用を最大200万円まで支援してくれます。(諸給与・事務所維持費・生活費等の経費は除く)
2017年に設立され、元カプコンのゲームプロデューサーである岡本吉起氏が代表理事を務めています。
実際にこれまで、年に2, 3件の例があり100万円以上の支援も多いです。
支援には申請が必要で、選考を通過すれば受けることができます。
また、完了報告書の提出も必要などかなりフォーマルな内容になっています。
2019年は9月1日〜12月31日が募集期間となっています。
Sonny U24 CO-CHALLENGE 2020
✔︎ 最大300万円の支援金
✔︎ コンペティション形式
ゲームアイデアをプレゼンし、グランプリをとると300万円、準グランプリだと100万円の支援金が贈られます。
2019年は12月16日23:59が応募締め切りです。
CyberAgent CATech PitchBattle ~集え、全国の学生技術団体~
✔︎ 技術団体向け
✔︎ 学生向け
✔︎ 30万円の支援
全国から学生主体の団体、個人が集まりプレゼンをします。
その中から最大3チームが30万円の資金を与えられます。
東京開催ですが、交通費・宿泊費は全て支給されます。
2019年は既に締め切ってしまいましたが、来年もやる可能性があるので気になる人は要チェック。
宣伝・広告ができる
ゲームが完成したら、より多くの人に遊んでもらいたくなるものです。
そんな時、無料でレビュー記事などを書いてくれるWebサイトをいくつかご紹介します。
れー@DKRevel さん
✔︎ 無料
✔︎ インタビュー記事が作れる
無料でインタビュー形式の記事を作ってくれます。
即時的な宣伝効果よりは、長期的な宣伝効果が期待できるようです。
個人でサイトを運営しているようで、メールやTwitterのDMを送れば対応してくれます!
インディーズゲーム放送局
✔︎ 無料
✔︎ 気軽に使える
インディーゲームに関すること(情報提供、紹介、企画、開発への協力、他)などが受けられます。
公式サイトには、インディーゲームのリリース記事の掲載が多いようです。
「Contact・お問い合わせ」から依頼することが出来ます。
もぐらゲームス
✔︎ 無料
✔︎ しっかりとしたレビュー記事
一つ一つの記事が非常によく書かれていて、ゲームの内容や見どころがよく紹介されています。
実際にプレイした感想なども載っているので、モチベーションアップにもなります!
「お問い合わせ」からレビュー依頼を出す事が出来ます。
コンテスト・イベント関係
インディーゲーム制作者が作品を応募し、選出されるとイベントに出展することができます。
出展されたゲームは多くの人の目に触れ、場合によっては企業が声をかけてくれることもあります。
BitSummit
✔︎ 国内最大級のインディーゲームの祭典
✔︎ 5月開催
おそらく日本で一番有名なインディーゲームのイベントです。
2日間で17038人以上が訪れ、100以上の一般応募、20のインディーゲーム企業が出展します。
様々な賞が用意されていて、非常に多くの人の目にとまる機会になります。
2020年は5/9と5/10に開催ですが、1月13日17時が作品の応募締め切りになっています。
Google Play Indie Games Festival
✔︎ Google Playのアプリ限定
✔︎ 6月開催
Googleが主催するインディーゲームのイベント。
Google Playにリリース済みで1年以内に制作したものが応募対象になります。
応募の中から審査員によって20作品が選出され、ファイナルイベントに出展することができます。
2018年のトップ3は「Infection - 感染」「MeltLand - メルトランド -」「くまのレストラン」でした!
例年、応募期間は3月〜5月頃です。
indiegamesshowcase.withgoogle.com
デジゲー博
✔︎ ゲームのプラットフォームは何でもOK
✔︎ 11月開催
割とコアな感じのインディーゲームの展示会です。
インディーゲーム好きが集まってくるので、情報交換やゲームのフィードバックを得るにはちょうど良い機会になりそうです!
11月頃に開催されますが、7月1日〜8月31日頃が応募期間となっています。
福岡ゲームコンテスト
✔︎ 学生向け
✔︎ 3月開催
✔︎ 賞金30万円
ゲーム都市宣言をした福岡が開催するゲームコンテストです。
主に専門学校生などが応募しています。
2017年のデータでは、250件のゲーム作品の応募があり、優勝者には30万円が贈られます。
クラウドファンディング
インディーゲーム制作者がファンから直接支援を受け取れる形として、クラウドファンディングがあります。
筆者も把握していない部分がありますので、参考までに代表的なものをいくつか紹介できればと思います。
Campfire
✔︎ 日本最大級
✔︎ 高額の資金調達が頻出
おそらく日本で最も有名なクラウドファンディングです。
利用者の数が非常に多いので、多くの支援が得られる可能性があります。
しかし同時に、数多のプロジェクトに埋もれてしまう可能性も高いのかもしれません。
Motion Gallery
✔︎ ボードゲーム、カードゲーム多数
✔︎ クリエイティブに特化
元々は、映画に関するクラウドファンディングが中心のサイトだったようです。
現在はクリエイティブに特化したクラウドファンディングとして、ゲームのカテゴリも存在します。
特に、ボードゲームやカードゲームが多い印象があり、多くのものが数十万円以上の支援を集めています。
Kickstarter
✔︎ 世界的に超有名
✔︎ 高額な資金調達
海外で非常に有名なクラウドファンディングです。
全世界からの支援を受けることが出来るため、日本発のゲームで数億円の支援金を集めているものもあります。
英語ができるなら、挑戦してみるのもアリだと思います。
企業向け
Delightworks Indies
✔︎ 開発段階からマーケティングまで
✔︎ 大手パブリッシャー
ディライトワークス株式会社がインディーゲームを支援する新レーベルを立ち上げたようです。
開発段階からマーケティング、販売まで一貫してサポートしてくれます。
こちらは、おそらくインディーゲームを制作する企業向けですが、支援の内容は非常に充実しています。
今後、個人向けに展開される可能性もあるので注目ですね。
いかがでしたか?
これを機にゲーム制作を始めたり、既に作っている人は応募してみては!
新たなサービスを見つけ次第追加していくので、もし知っている事などあればコメントいただけると嬉しいです。
こういった支援が増えて、もっともっとインディーゲームが盛り上がっていって欲しいですね!