QUEST LAB

十二支 × 協力 × リアルタイムバトル『Play The Fox』を作っています。

最高の友と最高の一日を by 大学生ゲーム制作者

マルゲリータの3倍のチーズがのったピザにチーズ2倍オプションをつけたら、ソシャゲよろしくチーズ6倍マルゲリータになった、大学生ゲーム製作者の村人Uです。

 

生地が足りないピザを食べたのは初めてです。

店名は伏せますが、間さて、ゲーム制作を始めてから約6ヶ月が立ちますが、直近1ヶ月はほぼ活動していませんでした。

が、夏休みに入り、一緒に作っている友達が帰省したので久しぶりに会ってゲーム作りを再開しました。

 

それが余りに最高な1日だったので、今日はその日記を書かせてください。

軒並み自分勝手な文章ですが、夜だけでも読むと面白いかもしれません。

 

今日は友達と朝10:30に待ち合わせをし、新しく出来たコワーキングスペースに行くことにしていました。

しかし、行ってみると実は事前予約制である事を知り嘘やんと一言。

 

せっかくなので、近くの商店街でパソコンを見ることに。

友達はPCの新調の為にサーフェスの見積もりをし、僕は欲しかったケーブルやメモリを購入しました。

サーフェスは僕も気になっていたので情報を知れましたし、店員さんがとっても親切で良い時間を過ごせました

 

その後、お昼になったので中華を食べに行き、前に使ったことのあるコワーキングスペースに向かいました。

そこで久しぶりのゲーム開発を開始します。

 

まずは、感覚を取り戻すために二人で自分たちのゲームをプレイ。

あれ?普通におもろくね?

とか言いながら、自分たちのゲームが大好きな事を再確認し、1か月の活動休止が嘘のように作業を再開します

 

今日はスキルの微調整をした後、このゲームのストーリーについて考えました。

十二支が足の速さで決められるのはおかしいから、五行(火, 水, 木, 土, 金)を制したバトルで本当の順番を決めようっていう争いが始まって、

でも実はこれは全て、十二支に入ろうとするきつねの策略によるもので...

と話が盛り上がった所で、場所が18時までだったので近くのファミレスに移動することに。

 

少し脱線しますが、その途中で寄ったゲームセンターで「ホルカ・トルカ」という、ボールを落として穴を掘りお宝を発掘するアナログちっくなゲームをしました。

たくさんのデジタルなゲームが並ぶ中、二人でただ落ちるボールを眺めていました。

友達が大事な局面で必ずドボンを引き続けるのが、妙に面白くて二人でバカ笑いしました。

多分僕らがあのゲームを世界一楽しんでいたと思います。

最高でした。

 

さて、話はファミレスに戻ります。

到着すると、まずは若干の腹ごしらえにピザとチキンとドリンクバーを注文。

間違い探しを終えると、今日を決定的に最高にした「雑談」が始まります。

 

しばらく会っていなかったので、話は互いの近況報告から始まりました。

大学の授業でレゴランドの人が来た話や、ハーバード主席の人が講義したのに通訳が残念過ぎた話で盛り上がりました。

そして、今日のMVPだったアルバイトの話が始まります。

 

友達「俺、バイト辞めたっていったじゃん?」

友達「で、在宅ワークとかに憧れて新しいバイト探してみたんだけど、」

 

そう、彼はずっとやっていたスーパーのアルバイトを夏休みでやめていました

そして、僕がしていることもあり、在宅ワークに興味があったようです。

データ入力とか、プログラミングとか絵を描くとかそういうのが多いと思います。

 

僕「へー、何かいいのあった?」

友達「うん、まぁ、ちょっと」

僕「データ入力とか?」

友達「いや、シナリオライター

僕「!!!????」

 

想定外すぎる答えでした。

シナリオライターのバイトをしている友達なんか聞いたことがありません。

 

友達「バイト辞めたのはゲーム作りに専念したいからで、何か知識がつけばと思ってシナリオライターのバイトがあったから応募したら受かった」

 

なんと彼は、半年以上続けていたスーパーのバイトをやめて、やった事もないシナリオライターのアルバイトを始めたのです。

彼自身はシナリオライターの経験どころか役に立つ知識なんか1ミリもあるはずが無いし、しかも在宅ワークという冷静に考えてヤバいことを言っています。

 

しかもその理由が僕らが単に趣味で作ってるゲームのため。

あなたは、1円にもならない趣味で作ってるもののために今のアルバイトを辞めて、1ミリもやった事のないシナリオライターのアルバイトを始められますか?

 

慣れてきた今のアルバイトを続けるのが賢明でしょう。

別に収入が増えるわけでもなければ、知識があるわけでももない。

そんなことを始めるのはバカヤロウしかいません。

僕もそう思います。

 

でも、僕はそんなバカヤロウの話を聞いて、「最高!!」と何度も何度も言いました。

めっちゃ笑顔で。

なぜって?

だって、ただの趣味のために今まで続けたバイトを辞めて、将来役立たなければ、自分の専門でもないシナリオライターに応募して、何の知識もないのに受かったこんな大バカヤロウが、あなたの友達にいますか?

 

こんな人、世界中探しても見つからないでしょう。

それが、僕の友達で、僕と一緒にゲームを創っていて、僕らの好きな事のために動いているんです。

こんな最高な事がありますか。

 

本当に最高です。

これで僕ら3人は、ついに、エンジニアとサウンドクリエイターとシナリオライターになったんです。

だったのではなく、なったのです。

 

誰が、趣味のゲーム作りのために5年以上の月日をかけますか。

誰が、ゲーム作りのためだけに終日語りつづけますか。

誰が、たかがゲーム作りのためにアルバイトまで変えますか

 

お金はもらえない、意味なんてない、ただ好きなだけ

そんなものを中心に、生活を一変させられますか?

 

普通は無理です。こんな人は見たことがありません。

でもだから、僕は世界で一人の最高に面白い友達を持っていると胸を張って言えます。

僕は本当にラッキーです。

 

今日は本当に、最高の友と最高の一日でした。