QUEST LAB

十二支 × 協力 × リアルタイムバトル『Play The Fox』を作っています。

eスポーツとゲームの違い by 大学生ゲーム制作者

おはようございます。

記事に書く事が思いつかなくて、最近作業をサボっている事に気づいた、大学生ゲーム制作者の村人Uです。

 

意外なところでブログをやってる意味を感じました。

 

さて。

書く事が思いつかなかったので、10分くらい悩んで、最近マーケティングの話ばっかりだなぁと思い、ゲーム制作者らしくゲームの話をしてみようと思います。

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今はメニュー画面を作り中・・・

eスポーツが現れた!

今、何かとチヤホヤされているeスポーツという言葉があります。

ご存知でしょうか。

 

eスポーツのeは「electric」つまり、電気のスポーツという意味です。

で、要するにただのゲームの事なのですが、これが最近は大会とか開いちゃって、その大会で生活するプロとか出てきちゃったりして、まるでスポーツじゃないか!という事で、eスポーツという名前が付いたようです。

 

そんなeスポーツですが、昔と今のゲームの変化をおさえていないと「ゲームとスポーツを一緒にするな」などと言い出すので、今日は今のゲームを正確に捉えてみようと思います。

 

昔と今ではゲームの目的が違う! 

昔のゲームは、完全に娯楽でした。

ゲームをやる理由は楽しむ為で、それでご飯は食べられず、学業の成績が落ちたりしました。

子供は家にこもるようになり、それを見た母親は、ゲームは悪者だ!と言います。

(これが昔のゲームで、ゲーム=怠惰のイメージの元です。)

 

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昔のゲーム代表

しかし時が経つにつれ、ゲームは1人プレイだったのが複数人でプレイ出来るようになりました。

すると、ゲームを通して他の人に"勝つ事"に重点が置かれるようになります

 

勝つ事に重点が置かれ始めたゲームは、多くの人が1番になりたいと思うようになりました。

そして、分かりやすく1番を決める手段として大会が開かれるようになります。

 

この大会が徐々に増え始め人の目にとまるようになって来た今、これがeスポーツという名前になり注目を集めています

(なぜeスポーツという名前になったのかは今回は触れません)

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今のゲーム代表

さて。

この話の中で何が変わったのかと言うと、ゲームが1人プレイから複数人プレイに変わったのです。

もっというと、ゲームの目的与えられたクリアを目指す(1人で楽しむ)ところから、人よりも強くなる事に変わりました。

 

ゲームが1人用のオモチャから、人と競うコミュニケーションツールに変わったという事ですね。

前者が(昔の)ゲーム、後者がeスポーツになります。

この2つには、明確な違いがあるわけです。

 

あとは簡単で、スポーツの定義が「人と競うルールを決める」事であるならば、ゲームもその役割を果たしているので、eスポーツと言われているのだと思います。

(将棋や囲碁がスポーツと呼ばれていないので、スポーツの定義は少し違うのですが、およそで合っています)

 

日本のゲームの今

さて。

日本では、このオモチャとしての昔のゲームのイメージが異常に強くゲームのコミュニケーションツールとしての役割が知られていない為、eスポーツは流行っていません。

というか、昔のゲームしか知らなかったらeスポーツは理解が出来ないと思います。

 

ここまで、昔のゲームという言葉を使って来ましたが、オモチャとしてのゲームは昔に限った話ではありません

未だに、1人プレイのゲームは増え続けていますし、その人気も衰えていません。

今は、オモチャのゲームとスポーツのゲームがごちゃごちゃになっている状態ですね。

 

別の目的で遊ぶにもかかわらず、全部ゲームという名前になってしまっているんです。

そこで間もなく、eスポーツという言葉はオモチャのゲームとスポーツのゲームを分ける意味でも使われ始めると思います。

 

時代はオモチャのゲームの時代から、スポーツのゲームの時代に移ろうとしています。

というか、日本以外の主要な国では既にかなりこれが進んでいます。

(日本でeスポーツが浸透しないのには理由があります。)

 

今日は、昔と今ではゲームをやる目的が違うよって話でした。

ゲーム関係の人や、親御さんは乗り遅れないようにした方が良いと思います。

ではでは。